4. 【日本】フツパー、ローカルLLM「ラクラグ」をAIエージェントへ進化
発表:10月26日|正式提供:11月1日予定
大阪のフツパーが、ローカルLLM「ラクラグ」の大幅なアップデートを発表しました。
従来のRAGによる資料検索から、AIが必要な資料を調査し、集計や報告書作成まで実行するエージェントへ進化しています。
社内サーバーだけで処理を完結する構成を選択でき、機密情報を外部クラウドへ送信せずに利用できます。
正式提供は11月1日からですが、保守契約中の顧客には先行提供が始まっています。
なぜ重要か
国内企業でも、ローカルLLMを使った実用的なAIエージェントの導入が進んでいるからです。
特に、機密情報を外部に出せない製造業や研究開発部門にとって重要です。
技術・実装ポイント
新しいラクラグは、次の処理に対応します。
資料検索: 質問に応じて検索方法を変更し、必要な情報が不足していれば再検索。
データ処理: ExcelやCSVを直接計算し、複数シートを横断した集計にも対応。
成果物生成: Excel、Word、PowerPoint、PDFなどを出力。
知識管理: 調査結果を出典付きのナレッジとして蓄積。
セキュリティ: プログラム実行は隔離環境で行い、資料単位のアクセス権限と監査ログを管理。
モデル管理: メモリ使用量や応答速度を検証したモデル設定を「レシピ」として提供し、管理画面から切り替え可能。
料金・利用条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供開始 | 2026年11月1日 |
| 実行環境 | オンプレミス、専用クラウド |
| 販売形態 | サーバーとソフトウェアの買い切り |
| 料金 | 個別見積もり |
| API | 外部向けAPI仕様は未公表 |
| 対象 | 新規導入企業、保守契約中の顧客 |
技術的な評価
興味深いのは、単にLLMをローカル実行するだけでなく、検索・計算・ファイル生成を統合していることです。
一方、オンプレミス構成でも、権限設定、モデル更新、実行環境の分離、バックアップなどの運用は必要です。
また、複雑な集計や文書作成については、生成結果の正確性を別途検証する必要があります。