4. Microsoft、Work IQとDataverseを拡張 — 業務データを理解するAIエージェント
発表:10月23日|Public Preview
Microsoftが、企業向けAIエージェント基盤「Work IQ」とDataverseの機能拡張を発表しました。
業務データの意味やレコード間の関係をセマンティックモデルとして定義し、CopilotやAIエージェントが共通の業務知識を利用できるようにします。
また、業務ルールを再利用可能な「Business Skills」として管理し、承認条件や権限を考慮した操作を実行できます。
Dataverse Ask APIやMCP Serverの拡張など、開発者向け機能もPublic Previewとして公開されています。
なぜ重要か
企業のAIエージェントでは、LLMがデータを理解できるだけでは不十分です。
例えば「顧客の契約を変更する」という処理では、顧客情報、契約条件、承認権限、変更履歴などを正しく扱う必要があります。
今回の仕組みは、企業の業務ルールとデータ構造を、複数のエージェントが共有するための基盤です。
技術・実装ポイント
Dataverse Ask API: 業務データに対する自然言語の問い合わせを提供。Web APIとDataverse Connectorから利用できます。
MCP: Dataverse MCP ServerからCustom APIを呼び出せるようになりました。
対応開発環境: Claude Code、OpenAI Codex、GitHub Copilotなどとの連携を拡張。
Business Skills: 業務処理を再利用可能なスキルとして定義し、バージョン管理や権限制御が可能です。
ワークフロー: n8nのDataverseノードによる自動化にも対応。
料金: 今回の発表では新機能ごとの統一料金は示されていません。Dataverse、Power Platform、Copilotなどの契約条件を個別に確認する必要があります。
利用条件: Public Previewの機能が含まれるため、本番利用時にはプレビュー機能のサポート条件と管理者による有効化設定を確認してください。