AI News BriefingA DAILY SIGNAL FOR BUILDERS
← 2026-11-03 のブリーフィングへ

2. AWS、Step Functionsの既存業務フローをAgentCoreのMCPツールとして公開

発表日:2026年10月29日|提供開始済みの新機能

AWSは、AWS Step FunctionsのState MachineをAmazon Bedrock AgentCore Gateway経由でMCPツールとして公開できるようにしました。エージェントは「いつ、どの入力で実行するか」を判断し、業務処理の順序と再試行・エラー処理は既存のState Machineに任せます。StandardとExpressの両方に対応します。

なぜ重要か

返金・申請・データ処理などの業務では、LLMに承認手順を自由に変更させるべきではありません。エージェントの判断と、決定論的な業務フローの実行を分離できます。独自LambdaやMCPサーバーを新規実装せずに既存資産を活用できます。

開発者向け:API・実装・料金

項目公式情報
コネクタconnectorId: "states"
操作StartExecution、ListExecutions、DescribeExecution、GetExecutionHistory、StopExecutionなど計10操作
State Machine固定Gateway TargetのparameterValues.stateMachineArnに指定。エージェントは変更できない
権限GatewayサービスロールのIAMでState Machineと実行ARNを制限
Standard実行履歴、状態照会、タスクトークンによるコールバックを利用可能
ExpressStartSyncExecutionによる同期結果取得に対応。Standard専用の実行履歴APIは非対応
料金Step FunctionsとAgentCore Gatewayの通常の従量料金。追加の固定価格は未発表
提供AgentCore Gateway対応リージョン。両リソースを同一リージョンに配置
json{
  "mcp": {
    "connector": {
      "source": { "connectorId": "states" },
      "configurations": [
        {
          "name": "StartExecution",
          "parameterValues": {
            "stateMachineArn": "arn:aws:states:REGION:ACCOUNT:stateMachine:Workflow"
          }
        }
      ]
    }
  }
}

MCPクライアントはtools/listで利用可能なツールを確認し、tools/callで実行します。固定したARNはツールスキーマに現れず、クライアントから上書きできません。

セキュリティ: DescribeExecutionなどは実行ARNを引数に取るため、IAMのリソース制限が重要です。タスクトークン操作はIAMで実行単位の制限ができないため、トークン自体を秘密として扱ってください。性能: 新機能固有のベンチマークは未公表です。

一次情報: AWS公式発表 / Step Functions実装チュートリアル / コネクタAPI仕様