2. AWS、Step Functionsの既存業務フローをAgentCoreのMCPツールとして公開
発表日:2026年10月29日|提供開始済みの新機能
AWSは、AWS Step FunctionsのState MachineをAmazon Bedrock AgentCore Gateway経由でMCPツールとして公開できるようにしました。エージェントは「いつ、どの入力で実行するか」を判断し、業務処理の順序と再試行・エラー処理は既存のState Machineに任せます。StandardとExpressの両方に対応します。
なぜ重要か
返金・申請・データ処理などの業務では、LLMに承認手順を自由に変更させるべきではありません。エージェントの判断と、決定論的な業務フローの実行を分離できます。独自LambdaやMCPサーバーを新規実装せずに既存資産を活用できます。
開発者向け:API・実装・料金
| 項目 | 公式情報 |
|---|---|
| コネクタ | connectorId: "states" |
| 操作 | StartExecution、ListExecutions、DescribeExecution、GetExecutionHistory、StopExecutionなど計10操作 |
| State Machine固定 | Gateway TargetのparameterValues.stateMachineArnに指定。エージェントは変更できない |
| 権限 | GatewayサービスロールのIAMでState Machineと実行ARNを制限 |
| Standard | 実行履歴、状態照会、タスクトークンによるコールバックを利用可能 |
| Express | StartSyncExecutionによる同期結果取得に対応。Standard専用の実行履歴APIは非対応 |
| 料金 | Step FunctionsとAgentCore Gatewayの通常の従量料金。追加の固定価格は未発表 |
| 提供 | AgentCore Gateway対応リージョン。両リソースを同一リージョンに配置 |
json{
"mcp": {
"connector": {
"source": { "connectorId": "states" },
"configurations": [
{
"name": "StartExecution",
"parameterValues": {
"stateMachineArn": "arn:aws:states:REGION:ACCOUNT:stateMachine:Workflow"
}
}
]
}
}
}MCPクライアントはtools/listで利用可能なツールを確認し、tools/callで実行します。固定したARNはツールスキーマに現れず、クライアントから上書きできません。
セキュリティ: DescribeExecutionなどは実行ARNを引数に取るため、IAMのリソース制限が重要です。タスクトークン操作はIAMで実行単位の制限ができないため、トークン自体を秘密として扱ってください。性能: 新機能固有のベンチマークは未公表です。
一次情報: AWS公式発表 / Step Functions実装チュートリアル / コネクタAPI仕様